運営指導の通知が来たら、最初の1週間でやること
運営指導通知が届いてから当日までの時間は、思っているより短いものです。慌てて書類を作り始める前に、最初の1週間で「何を」「誰が」「いつまでに」やるかを決めておくと、当日の指摘は大きく減らせます。
まず、通知書で確認する5つのこと
運営指導の通知書には、当日までに必要なことがほぼすべて書かれています。最初に、次の5点に印をつけてください。
- 実施日と場所(事業所での実施か、オンラインか)
- 対象となるサービス(併設している障害福祉サービスが含まれるか)
- 事前に提出する書類と、その期限
- 当日、手元に用意しておく書類
- 確認の対象になる期間(記載がある場合)
最初の1週間でやること
1. まず、チェックリストをつくる
私がクライアントの運営指導を支援するとき、必ず最初にやるのがチェックリストの作成です。「いつまでに」「何を」「誰が」用意するかを、1枚の表にまとめます。
通知書に書かれた提出書類と当日用意する書類、算定している加算の要件を書き出し、それぞれに期限と担当を入れていきます。
| 期限 | 用意するもの | 担当 | 済 |
|---|---|---|---|
| ○月○日 | 事前提出書類(通知書に記載のもの) | 管理者 | □ |
| ○月○日 | 勤務形態一覧表・出勤簿・資格証の突き合わせ | 管理者 | □ |
| ○月○日 | 個別研修計画と研修の実施記録 | サ責 | □ |
| ○月○日 | 会議の議事録と欠席者への共有記録 | サ責 | □ |
| ○月○日 | 指示・報告の記録、健康診断の結果 | サ責 | □ |
2. 担当と期限を決める
管理者がすべてを抱えると、訪問の合間に作業することになり、必ず抜けが出ます。書類ごとに担当者と期限を決め、一覧にして共有します。
3. 算定している加算の要件を書き出す
特定事業所加算を算定している場合は、区分ごとの要件を書き出し、それぞれ「どの書類で示すか」を対応させます。体制要件(研修・会議・指示報告・健康診断・緊急時対応)は、どの区分でも必ず確認されます。
4. 直近の記録から、抜けている月を探す
個別研修計画が全員分あるか、会議の議事録と欠席者への共有記録がそろっているか、サービス提供前の指示と提供後の報告が両方残っているか。まずは直近の数か月分を確認し、抜けがあれば対象期間全体を遡って確認します。
5. 勤務形態一覧表と出勤簿を突き合わせる
人員基準は、返還につながりやすい項目です。勤務形態一覧表・出勤簿・雇用契約書・資格証の内容が一致しているかを確認します。
やってはいけないこと
不備が見つかったときに、実施していない研修や会議の記録を後から作ることは絶対にやめてください。日付や筆跡、ほかの記録との矛盾から分かることが多く、発覚すれば単なる不備では済まなくなります。
よくある質問
通知から実施日まで、どのくらいの期間がありますか?
自治体によって異なりますが、おおむね1か月前に通知されることが多いです。通知書に記載された日程と提出期限を必ず確認してください。
当日は誰が立ち会えばいいですか?
管理者とサービス提供責任者が対応するのが一般的です。書類の場所と内容を説明できる人が必要です。
外部の専門家に立ち会ってもらうことはできますか?
事前に自治体に確認したうえで、同席できる場合があります。取扱いは自治体によって異なります。
まとめ
通知が来てから慌てるのではなく、普段から「記録で説明できる状態」にしておくことが一番の対策です。毎月10分の点検でも、運営指導の前の負担は大きく変わります。
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